arumumuの投稿 (24/02/2010)
去る2月21日に東京ビックサイトで開催されたWhisky Live! 2010に参加してきたのだけども、ここ数年参加してきた中では一番来場者が多かったのではないかと思うくらいよく混んでいた。しかし開催日以前にこのTweetを見ていた私は手放しに楽しめなかった。
「Whisky Magazine Live Tokyo」が今週末に控えていることから、業界では盛り上がっているようですが、私は行く予定がありません。シングルモルトウィスキーは大好きだし、モルトバーも好きなんですけど、業界向けイベントに参加したい、というのとは少し違うんですよね。
というのは、@hira_tora_jpさんの仰る通りこのイベントは一般のウイスキー愛好者の参加も多いとはいえ、業界向けという性質をいまだしっかりもっているように見える。そしていわゆる「業界の方々」の会場での振る舞いもやはりそういう認識が強い、と混雑しているときにはそれがよくそれが目立っていたように思う。
最近日本でウイスキーを飲む人が—たとえハイボールという形だったとしても—多くなってきているようだ。
しかし「業界の方々」、或いは昔からの愛好者はそれに対応するのだろうか、できるだろうか。私には各醸造所のブースのカウンターの前を占拠し、いつまでも講釈を垂れている彼らがそれを意識しているとは思えなかった。
他方、よりウイスキーそのものを作る立場に近い人たちは既に動き出している。
WHISKY Magazine JAPAN編集長のDave Broom (デイブ・ブルーム)氏は言う。
制止し続けるものは何もない、永遠であるものも何もない、世界は常に動いている、私たちの生活も常に変化している。たぶん、ウイスキーがこの単純な真実を見失い、全てに変化はないと考えてしまった。たぶんそれゆえに、一つの世代がこのスピリッツを見捨てたのかもしれない。
しかし、今起きていることを見ると、ウイスキーは教訓を学んだこと、そして、ウイスキーもまた新しいことを試し、だらけた習慣を捨てて広い視野を持たなければならないという同じ決意を持ちつつあるのだということが私には印象的に思える。前進するということは、時には、過去の最高の側面を見て、それらを現在が求めていることに適合させることである。 (p.5)Dave Broom, WHISKY Magazine JAPAN 2010 SPRING
これは、今回のイベントに参加したすべての人渡されている雑誌の冒頭に書いてある。
性急に答えを出す必要はないので、私はこのデイブ氏の言葉を引用することでウイスキーの世界だけではなく、同じような構造を持つ世界に対して問題提起をしておこうと思う。
comments